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ずっとそばにいたらだめだ









電話口で友人がいった。

今はトランジット中じゃないの。

確かに それはいえてるし笑う。
それでもっと気が楽になればいい。




ゴリ押しのヨーロッパ行き。


きのうまでは
マイルでなんとかしようと躍起になっていたのに

サーチャージを勘違いしていたので驚愕の末 やめる。

めちゃめちゃ割高な こんなチケット
それでも予約はおそろしく取れないという謎。



そして なんの巡りあわせか
禁断の出会い。

値段的にあまり変わらない上
すごく理想的なチケットをネットでみつけてしまう。


ソウル発 ロンドン着 
帰りは 
マドリッド発 大阪着


時間に少々難ありだけれど しれている。
日本の代理店だと この条件 この料金
しかも空席確保はほぼ無理なはず。


実際 他の日本語検索サイトだとヨーロッパ往復自体が全滅。
詳しいカラクリは知らないが(ソウルを絡ませたのもある?)
エクスペディア 信用しきれてないけれど(今のところ)使えるお方だ。


今回の中華国際航空
もちろん素敵なことに違いないにせよ
なんでこんなサーチャージ?

と不思議におもいつつも

浮かれて
画面上で日付を練っていると
突如
なにゆえにか
軒並み2万、3万と跳ねあがっていくという超常現象。


どこぞの商売人に勘付かれたのか
ちょうど谷間だったのか
穴場プライスがどんどんセレブの仲間入りをしていく中
追いたてられるように
なんとかギリギリ確保。


おそるおそる確認してみると
やっぱり3万円値上がりしていた。


あれは一体なんなんでしょう?



ともかく
今週中にソウルへ戻ることにした。


一か月もいないので
コシウォンを日割りで借りることになる。
あてにしている所が空いていればいいなぁ。

いまさら
ワンルームとかオフィステルとか
保証金1千万ウォンなんて異次元の世界。
ほんとうに時間の流れを感じる。


いい加減 弘大でなく

他のもっとご飯が安くて充実している所へ移動してもよさそうだが
預けている荷物の事を考えると
漢河を渡れそうにはない。

片方のブレーキがお亡くなりになったとはいえ
愛しいチャリも待ってる。

彼のことを考えると 
少し安くなるけれど新村 梨大もない。
坂がなくとも 絶対にない。
しかも6月。
色んな意味で狂える。


小旅行は

DMZ方面
(そのために書類をわざわざ用意した。おもえば15年越し)
扶余 公州
江華島 束草(雪岳山がある)
潭陽など。


考えると 

部屋を借りなくてもよさそうな気がせんでもない。

あと
ソウルも訪れていない所
やっていない事が多い。


食べものに関しては
これからの季節
最も愛すべきコングッスは後悔なきよう。


サムゲタンと キムチも。


・・・・・・・・・・・・・・・

すでに支払い済の個人レッスンが残っているというのに
韓国語のことを驚くほど 傍観的にみている。

忘れすぎてしまったか?


この何故か少しすっきりとした
珍しい感情は
数か月前だと ほんとうに考えられなかった。


旅行 だからなんだろう。

移動先 だから。


心を置きすぎなくて済む。
頼ろうと すがろうとしなくて済む。



かかわらなくて済む。



そもそも
私の場合 それが間違っていて

それは方法が?
タイミングが?


答えることも 考えることも
数年先くらいでいいわ。

自然に任せられるのなら
死んだあとでもいいわ。



正直 こわくてたまらない。


恐れすぎて憎んでしまう
この感情は
たいていが不憫なのに
閉鎖的ゆえいびつな麻痺も持続性が高い。



ボリビアで出会ったある韓国の子がいった。


なんでそんなに自信がないの?
大丈夫 と無理してばかりいる。



数十年育ててきた自分の弱さのコアな部分を
君の故郷が 徹底的にえぐってくれたよ。


向き合って美談にしたかったけれど
私は本気で端の端まで逃げたよ。


それこそ君のような存在が考えもしないところへいって
何もかんがえたくないと願っていたら
何もかんがえない呆けた役立たずになっていたよ。


みてのとおり
どこへいっても
なにをしていても
ずっとおびえて生きている。


好きなことやって
なんとかしようとしてたら
好きなことが 好きでなくなった。


好きでいた感情をおもいだしながら
みようみまねで動いていたら
おもいだすことも苦痛になった。



時折よぎる後ろめたさや
申し訳なさで
なんとか保たれてきて

隠すために ごまかすために
避けるために 全力をそそいできたよ。


ただ
中途半端で飽き性だから
そっちのスペシャリストになる覚悟にも欠けた。


幸せなこと なんだろう。
この私に愛情をあたてくれている人達もいる。


感じるべきは重荷ではなくて 恩なのだろう。


そして
罪には
罰があたえられるということだ。


裏切りは
ほんとうに人の首をしめるね。
手加減されるから よけいしんどい。


君なら 
未来は自由で世界はひろいと言うのかな。
それには同意するな。
私は君をどうしても好きにはなれなかったけれど
無論 よき旅を。




・・・・・・・・・・・・・・・・・・


ソウルをあとにするとき
涙をながせたらいいのにな。



日々のそれではなく
大きな さよならの涙です。

by tanta720 | 2012-06-11 14:39 | 日々 | Comments(0)