汝 果てむ
ノートルダムで
本物のシメールを見かけたら
トワイライトゾーンみたいに
たとえば
嵐でエライことになっている飛行機の羽根の上には
できればいて貰いたくないけれど
本物だったら きっと怖くないはずなのだ
私は所詮 人間なのだから
期待していたサントリーニでは
ストリゴイに
欠片だけでも遭遇できなかったけれど
アテネの安宿で
とても清らかで不思議な音色を聴くことができた
すさみまくっていたブカレストでは
私が魔物と化していた
けれどぜったいあの街ならいるとおもう
そして 西へいく
よくよく考えると
学生時代の私が堕ちまくっていたものが
そこいらじゅうに転がっている場所だ
失うものがいくつかあったとしても
それはいたしかたないというもの
by tanta720 | 2012-06-11 18:59 | 妄想旅 | Comments(0)