バッタが降る

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17年前の
バラナシでは

本当に降った

本当に降ったんだよ

あの子だけ知ってる

白昼夢みたい
不可思議な美

グロテスクといえば
通じやすいかもしれない光景

わかる人には
わかってもらえるでしょ?


いなご

ゲストハウスの二階へ
続く階段

そう
当時は
日本人ハウスで有名だった

今は名も
思いだせない

あの
地下室

牢獄のような
被差別の象徴

川縁に
数週間
横たわる白骨

無いカーテンを開ければ
いつでも
彼がいた

名を付けてもいいかな

深底には鰐が棲むという
犬狗その他が
闊歩するという川縁

さらに
向こう岸は
アウトサイド

あるけど
ない
世界


向こう岸
ああ
見た

ない世界


簡単なボートでも
数百メートル

レッスンなら数回

そう

ない世界





目の前にいる
お前は

もう

目の色すら
信じられないくらい
ブッ飛んでるけどな

そう
数百円で




死体置場のそばで
嘘ぶいていた


別のクッキーを噛み締め
その味気なさ
途方に暮れていた

そう神聖な

どう神聖な?


朝方


あやふや
責任皆無な 
意識で
数百匹を踏み潰さないと
いけなかったんだ

笑い泣くような
あの感覚は
いくらでもおもい出せる

そう

あなたなら

あなたなら
感触を伝えずとも
わかってくれるはず












































































































































































































































































by tanta720 | 2017-02-10 02:56 | 日々 | Comments(0)