紅芋海岸

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ほとんど晴れやしないこの島で、
この場所にいたほんの一瞬だけ、背中に光と熱を感じる。

愛想はあの世に置いてきたのだろう天然酵母のパン屋にて買った
笑けるくらいずっしり重い紅芋あんぱんを食す。
(その後、紅芋ソフトクリーム、紅芋タルト・・・と祝祭が開かれることとなる)

チーズとベーコンのパンを私にくれてよこして、
一児の母でもある友人は、貝殻と流木とガラスをさがしてどこかへさまよいに出てしまった。

人影はない。
さっき岩場でみかけた白ヤギ達も消えてしまった。
一時期、誰かが住み着いていたという、小さな小さな洞窟をのぞき込む。
ほぼ奥のほうまで、光がさしこむというのに、なんだろうかねこの薄気味悪さは。


戻ってきた友人と、今昔の花話をした。
いまでも、うすい黄色のひとだなとおもって、少し感動した。
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by tanta720 | 2008-03-01 18:34 | | Comments(0)