あのへん
仕事の休憩時、束の間読書が、近頃はかどる。
現在は、江戸川乱歩の短編集。
「陰獣」で、結構手間取り、カレーを10食くらい、コンビニ弁当を5食くらい。
「盗難」では、カレーを1食半くらいか。
昨日の「踊る一寸法師」は、
「---男の手にある丸い物から、
そしてかれ自身のくちびるから、
濃厚な、黒い液体が、ポトリポトリとたれているのさえ--」
のラスト部分で、カレーをたいらげ水を飲みほした。
どちらかといえば、カレーと江戸川乱歩は合わないように思うが、
いたしかたなし。
「それはコンビニ弁当にしたって、カレーうどんにしたって大同小異である」
と謎の印度人やカレー魔人も評した通りではないだろうか。
さて、今日は有休をとってみた。
先週の休日、
出向いたギャラリーや店がことごとくお休みをしていたので、
はよ行かねば、というのもあったし、
なんだかかんだか、職場にいると人間がメタメタになっていくのを実感し、
なんやどうにもならず、夜中に人んちで不気味に泣いていたので、
ようするに逃避行・・・いや静養なんである。
といいつつ、出掛ける準備もままならず、
退職祝いのお返しで職場の先輩に頂いた、リンゴチョコレート群を、
そう今、空にしたところである。
さして懐かしくもない、無職時代(ニートも兼)をありありと彷彿させ、
いたたまれなくなり、
そう今、空にしたばかりの缶を無意識にまさぐり、またもや小さく落胆する次第。
そして私は同時に、自分の体内で起こった微小な兆候と過酷な時の流れに気付き、
昨夜思い描いていた、千円ランチ計画の崩壊を知ることとなるのであった。
ほなぁ、でかけまひょうえ。
あんさんがいうてはったんは谷四でしたかえ?
by tanta720 | 2008-03-07 14:10 | 日々 | Comments(0)